2009.10.23.
昇華する
あるベクトルに全力で物を投げるのは簡単なのですが、丁度いいポイントに落ちるように加減をするのは難しい。
何の話かと言うと演技なのですが、丁寧な役作りをしようと思うとどうも「思い切り」に欠けてしまうのですね。
自転車に乗れるようになるのと同じで、「ここだ」と言うバランスが決まらないと自分のペースで走れない。
バランスを決める前に走り出すと、作った役と違う物になったりします。
もちろん本番までにそのバランスを決めるのですが、決めたバランスが本番中に狂う事もあります。
以前「責任をとる」とはどういう事かを考えた事があって、私が出した答は「最善の策を考えること」でした。
損を取り返す事でも、謝罪する事でも、役を辞する事でもなく、「最善の策を考えること」。
狂ったバランスを元に戻すには、余計な力を切り離さなくてはなりません。
それを切り離す事は無責任なのではなく、バランスを戻すための「最善の策」なのではないかと思うのです。
芝居は生もの。
そこで起きている事すべてが楽しめるはずなんだ。
「ハルカカナタへ君と行く」(作・演出/加東岳史)
2009年10月21日~10月27日
池袋シアターグリーン
24日の19時の回、25日の19時の回が完売間近となっております。
これらの回をご検討の方はお早めにご連絡ください。
また以前お知らせしたように25日の14時の回はすでに完売となっております。
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