2007.04.09.
法をデバッグせよ
法律がデバッグされていない問題について。
プログラム開発にはデバッグと言う工程がありますが、
法律にはそれがありません。
法案の検討には時間をかけるくせに、
ベータテストをしない(できない)のです。
そんなものが正しく機能するとは思えません。
ベータテストができないのなら、せめてまめに
パッチを当てるべきです。
社保庁が年金の納付記録を紛失した事件がありました。
デバッグすべきです。
どうすれば紛失を防げるか、と考えるのではありません。
防げなかった場合にどうするか
と考えるのが正しいデバッグです。
この事件の一番の問題は、紛失したと言う事ではなく、
紛失に気づかなかった事
です。つまりチェック機構がないか甘かったのです。
役所の不祥事はほとんどがチェック機構さえあれば
防げると思います。
いわゆる「エラー訂正」とか「自動修復」と言う機構です。
ログを出せばなぜエラーが起きたかの追跡も出来ます。
こんなのはやって当たり前の事なのですがね。
法律が機能しない問題はそればかりではありません。
「気づかなかった事」が問題と言いましたが、さらに
気づかなかったフリをする人がいる事
の方が問題なのです。
人間の方に問題がある場合は、法律を機能させる事が
一段と難しくなります。
この場合、法律を機能させると言う事は、人に法律を
守らせると言う事になります。
人に法律を守らせるには、罰則を規定すると言う手があります。
実際には罰が軽いために法を犯すケースが多い気がします。
罰の決め方に問題があるのです。
罪の深さによってではなく、
どれくらい疑わしいか
によって罰の重さが決められているのではないでしょうか。
これでは入力の速さばかりを競うクイズ番組と同じです。
本来、「疑わしい」と言うレベルの者を罰してはいけません。
そして、罪を犯した事が確実である者に対しては、
重い罰を与えて良いのです。
立法や司法関係の方には、
何のための法律なのか
そして
法をデバッグする
と言う事について、考えて頂きたいと思うのです。
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