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2007.03.13.

クムジャさん補足

以前の記事で「親切なクムジャさん」について触れました。
それの補足です。

「親切なクムジャさん」はシーンのつながりや人間関係が どうなっているのか分かりませんでした。 「ロング・エンゲージメント」を観た時と同じです。

もう一回観てみたら、そんなに複雑ではありませんでした。
ただ、初めて観た時は、

 理解しないまま話が進んでいる気がした

のです。
そんな気がする一番の原因は、ナレーションでした。
場面は頻繁に過去に遡りますが、それは問題ありません。
ナレーションが、

 いつ誰が喋っているのか分からない

と言う点が問題でした。
最後にそれが明かされる、と言う手法は良くあるのですが、
上手くやらないと観てる方は混乱します。

 誰が何を知っていて、どう思っているか

を読み取ろうとするのに、分からないからです。

観客は、作り手が思っている以上に、勘ぐります。
何気ないセリフや状況にも、作り手の意図があると信じます。
作品の中で「それは気にしなくて良い」と言う訳には行きません。

 だから推敲が大事なのです。

二回観て分かった(理解が間違っていなかった)と言う事は、
設定と物語は完成されているのです。
観客に対して、「どのように情報を与えるか(与えないか)」を
推敲する事で、一回で分かるようになると思います。

観終わってから反芻する事で一回で分かるかも知れませんが、
観ている間の「もやもや」は、作り手の意図ではないはず。
この「もやもや」によって気持ちがついて行けず勿体無いのです。

僕の場合、気持ちがついて行かないと内容を忘れてしまうので、
反芻する事すらできないのです。

 *  *  *

他に最近観た映画:
 「サウンド・オブ・サンダー」(WOWOW)

by さた : 記事URL| カテゴリ:映像

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