2006.09.20.
浅草橋で芝居を観ました
フォグバーデンと言う劇団のお芝居
「チャップリンを愛した男」を観てきました。
ネタバレ注意
(おおざっぱに言うと、褒めてます)
テーマが明確と言う事もあるのでしょうが、
登場人物が多い割には分かりやすかったです。
いわゆる「劇団もの」で、
劇団以外の生活は描かれていないのに、
各人物のキャラクタが確立していました。
もう少し硬い内容かと思っていたのですが、
観客が入り込みやすいように、丁寧に作りこまれていました。
正しいセリフや動きを正しいタイミングで、
と言う基本的な事をすごく徹底しているなぁ、と感じました。
ちょっと怪しい場面もありましたが(初日だからでしょうか)、
大勢が舞台に出ている場面が多く、それが綺麗に成立しているので、
かなり計算されているのだと思います。
もう少し勢いに任せた演技も見てみたい。
と言うのは贅沢なのかも知れません。
それほど、作りこみの丁寧さに圧倒されてしまった。
その作りこみがラストでカタルシスに結びつけば、と思ったのですが、
全体のリアリティを高める方向に大きく作用しているようで、
ちょっと勿体無くも感じました。
僕はリアルよりもデフォルメされた表現を好むので。
好みの問題を差し引いたとしても、
この値段でこれだけのものが観れたのは何だか得した気分です。
劇団員の方の負担を気にしたりして。
ストーリーは最後で強引にねじふせた感じもありますが、
重たい後味にはしたくないと言う事で、
作者の方も葛藤したのではないかと思います。
中盤以降の、観客が軽く混乱させられる感じは好きです。
印象に残った役者は、田中太郎役を演じていた方です。
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