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2005.04.30.

シネマ秘宝館

シネマ秘宝館、観て来ました。
今回は良作が多かったこともあり会場がものすごく盛り上がってました。
その盛り上がりを見て思った事を書きます。

自主映画ですから見てる方も、自分達みたいな人が作っていると言う意識があるんですね。
特に今回は特撮を駆使した作品が多かったので、お客さんも「どうやればできるか」「どれくらいできるか」と言う事を、自分の事のように考えながら見ていたのだと思います。
そして「くだらない思いつき」をきっちり形にしている作品に対しては、惜しみない拍手が送られていました。

こう言った「下らない思いつき」を形にして見せるタイプの作品では、作るのに手間ひまかけても、見せるのは一瞬です。
しかもその苦労(どうやって作られているか)が分からない人から見れば、「なに下らないことやってるの」と言う事になるでしょう。
そこがいい、と僕は思うのです。

誰でも楽しめる「よく出来た」作品もいいと思うのですが、そういうのは高いお金を払って、時間をかけて見ないといけないので、そんなにたくさんは見れません。
たくさん見ても似たような内容だったりするし。

シネマ秘宝館は本当に面白いです。

強いて苦言を言うとすると、ちょっとパロディものが多すぎる気がします。
好意的に考えれば、パロディものなら余計な説明が省けるので、短時間で楽しめると言うのはあるのですが。

今回特に感銘を受けた2作品について、感想を書きます。

『魔人のいない4月』

作り物がしっかりしていたり明らかにゲリラと思われる撮影をしている点が多いにウケていました。
ただ、僕が優れていると思う点はやはり「センス」です。
見る側の常識をひらりとかわして、「そう来るか」と言わせるようなレトリックを平然とやってのけています。
「これでいいのだ」と言わんばかりの「言い切り」が実にさり気ない。
ただ笑いたいだけの人が見ても、まったくムダがありません。
これまでも秘宝館にはまめに足を運んでいたのに、永山さんの作品を見るのは初めてでした。それが本当に悔しくてたまりません。

『8MAN』

役者の演技ではなく、「画面」からパワーを感じる作品。
8ミリフィルムのあらゆる撮影技法が使われています。
その辺を知っていると、見るとびびります。
わずか十数分の中に、ものすごい手間ひまが凝縮されています。
これを作った人はおそらく、普段は無口でも怒ると家を壊したりするような人なのではないでしょうか。
この作品を長年探していたと言う斎藤館長様、発掘おめでとうございます。そして上映して頂き有難うございました。

by さた : 記事URL| カテゴリ:映像

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